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ほんたうのしあわせ

08-10,2016


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「雨ニモ負ケズ
風ニモ負ケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモ負ケヌ
丈夫ナ身体ヲ持チ

欲ハ無ク
決シテ怒ラズ
イツモシヅカニ笑ッテイル

一日ニ玄米4合ト
味噌ト少シノ野菜ヲ食べ

アラユルコトヲ
自分ヲ勘定ニヰレズ

ヨク見聞キシワカリ
ソシテ忘レズ

野原ノ松原ノ林ノ陰ノ
チイサナ茅葺ノ小屋ニ居テ

東ニ病気ノ子供アレバ
行ッテ看病シテヤリ

西ニ疲レタ母アレバ
行ッテソノ稲ノ束ヲ負イ

南ニ死ニソウナ人アレバ
行ッテ怖ガラナクテイイト言イ

北ニ喧嘩ヤ訴訟ガアレバ
ツマラナイカラヤメロト言イ

日照リノ時ハ
涙ヲ流シ

寒サノ夏ハ
オロオロ歩キ

皆ニ
デクノボート呼バレ

褒メラレモセズ
苦ニモサレズ

サフイフ者ニ
ワタシハナリタイ」   宮沢賢治 




宮沢賢治の死後
遺品のジャケットのポケットから

この
雨ニモ負ケズの詩が書かれた
メモ帳が出てきました

この詩には
モデルとなる人がいたそうですが

法華経に深く共感していた
賢治の精神性が伺えます



この詩には

心洗われ

芯を正される気がするので

たまーに
引き出しの奥からこの詩を取り出し

自分の不甲斐なさに
さめざめと涙を流して

自分の憂さと
世間の憂さを晴らすのです


・・・・特に
何かあった訳ではありません^^;


皆さんの
心の憂さ晴らしはどんなでしょう~?




とても久々に
大好きだった岩手の山に行ってきて

岩手の大らかな自然と
大きな空が育む文化を再認識してきました


寄り道した国立天文台では
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こんな見事な赤松が






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南部赤松は岩手県の県木です

松は豊かさや長寿の象徴

この
伸び伸びっぷりに
元気をもらいました




さて

賢治が言う「ほんたうのしあわせ」とは?

「世界がぜんたい幸福にならないうちは
個人の幸福はあり得ない」  農民芸術論 より

「なにもかも透明だ
水や光や風ぜんたいが
わたくしなのだ」 種山ヶ原 より

「すべてあるがごとくにあり
かがやくごとにかがやくもの」 青森挽歌 より

全体は一部を包括している
一部は全体を包括できない

当たり前のことなのに

個(一部)の幸せを追い求めてばかり・・・


そして
在るがままこそ美しいと言っています


大らかな岩手の自然は
大宇宙に繋がっているかもしれない?

宮沢賢治の作品は
岩手そのものですね





「ほんたうのしあわせ」は
それぞれに違うかもしれません


それでも


山川草木すべてが輝いて
在るがまま

そんな光景の中に居ることは
しあわせの原点なのだと思います


全体のしあわせのハカリは
身の周りの自然の様子でもありますね


・・・・


松枯れした山もありました

緑繁る盛夏に
茶色の枯れ木の山は
世紀末の絵のよう


ずいぶんと前から

将来、赤松は
岩手にしか残らないと言われてきましたが


とうとう
ここまで・・・


止めようがないのです












小さな輝きが
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足元も覗いてごらん


と、話しかけてきました。































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