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和歌山 憧憬 ~華岡青洲 編~

02-28,2015

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世界で初めて
全身麻酔の乳癌摘出手術を成功させた
医聖と言われる華岡青洲

華岡青洲が開いた
住居兼病院・医学校を復元した
紀の川市 「春林軒」へ

昨年の春の
「医は仁術」展以来

こちらも
いつか訪ねてみたい
と、思っていた場所です。



春林軒は

主屋南側が
診療や手当てを行った板の間
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火鉢のコテや手術道具が
痛そうですが
・・・
全身麻酔してますね。

青洲処方の麻酔薬「通仙散」は
妻が自ら申し出て
人体実験し完成した麻酔薬。

妻は実験の副作用で盲目になるという
大きな障害を負ってしまいます

今でも
麻酔は
麻酔医の腕次第と言います

麻酔医は
医師だからと言って
誰でもなれるものではなく
難しいと聞きますが

青洲は
200年以上前から
麻酔のための
「前三診 後三診」という
現代の診断方法の基礎となるような
術前術後の診断基準を設けて
医療体制を整えていました


そして
麻酔薬「通仙散」の処方を
残しませんでした


麻酔とは
微妙な加減と
しっかりとした診断
予後の経過観察眼が必要である
と、いう点からも

簡単に教えられる類のものではなく

また麻酔薬を扱う恐さも
重々承知だったのでしょう



生薬のスクラップ
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「通仙散」の処方の中のひとつ
トリカブトがありました




処方された薬
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こんな感じで渡されてたのですね!
青洲先生に処方して欲しい☆~




入院部屋
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個室ですよ!!



敷地内には、この他に

薬調合所(調剤室)
看護婦棟(宿舎)
門下生部屋
などもあり

この地を訪れた塾生は
1,033名を数えたといいます。



さて、

石鹸の基材としても使う生薬の紫根

紫根については石鹸の講座内でも
お話しますが

「紫雲膏」に含まれる生薬です


この紫雲膏の考案者が
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華岡青洲なのです

紫雲膏は漢方の外用剤として
もっとも重要な軟膏とされ

よく肌を潤し
肉を平らかにする(再生させる)
と、言います

いろいろなメーカーから販売されていて
ドラッグストアや薬局で
手軽に購入できますが

ラード(豚脂)が配合されているものが多く
・・・・
私は石鹸にもラードはお薦めしていないので
なかなか購入する気になれずにいましたが

この
春林軒 紫雲膏にはラードが入っていません

しかも
メーカーによって生薬の配合量が違いますからね!
モチロン大喜びで買い~

「春林軒」レシピですよ!
マニア垂涎。

お値段は市販品の約倍(泣)

紫根・当帰・ごま油・蜜蝋

洗顔後のクリームとしてもいけますね
だって皮膚の再生レシピですもの~


ん?なにやら・・・
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怪しい犬影が




キャップをガシガシ始めました
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し・し・・・しつこい(ーー;)
この処方を欲しているようです
潤いたいのでしょうか?




今回の和歌山行きでは
セミナーもさせていただきました
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準備中の、主催してくださいました小川さん


旅のアッシーを買って出て下さったHさん
セミナーを開催してくださいました小川さん
セミナーにご参加下さいました和歌山・奈良の皆さま




本当にお世話になりました。







和歌山 憧憬    完。

















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和歌山 憧憬 ~南方熊楠 編~

02-24,2015

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異才の天才

南方熊楠という人を
はじめて知ったのは
もう20年以上前のこと

その頃働いていた
広告写真関係の会社の同僚が
熊楠の本を薦めてくれたのが
きっかけでした

熊楠(1867~1941)は
「粘菌(変形菌)」の研究者で
その他
民俗学・宗教学にも
特異の足跡を残し

現代でも
それぞれの分野に
影響を及ぼし続けています

特に

ロンドン時代
大英博物館の日本図書の目録編纂

科学投稿誌「ネイチャー」への
寄稿回数が歴代一番多いこと

粘菌研究者だった
昭和天皇への御進講
(昭和天皇は熊楠が亡くなった時に
 その哀しみを和歌に詠んでいるほどです)

などの逸話は
熊楠を語る時に外せないものです


何故に
こんなに長い間

天才とはいえ
放埓無頼な熊楠に
惹かれ続けるのだろう
・・・・


それは
熊楠の研究に対する純粋さと

請い願わくば
とてつもない頭脳の一片を
垣間見せてもらい

宇宙や生命の片鱗を
教えてもらえるかもしれない
と、いう得体のしれない
魅力を感じるからなのです

熊楠ファンは少なからず
こんな憧れを抱いているように思う





いつか訪れてみたいと思っていた

熊楠の終の棲家

熊楠の庭。

口熊野と言われ
熊野古道への入り口
和歌山県田辺市へ




熊楠の書斎
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堂々とした楠
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庭の楠が
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影を落とす縁側に

しばし座って

孫文や偉人達との交流

田辺での研究や粘菌の採集
田辺の友人たちとの交流に

想いを馳せてみる


熊楠も
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この庭に
こんなふうに佇んで

空を仰いでいたのかな?




熊楠の庭は
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梅や




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ロウバイ オウバイが ( ← ブログをご覧いただいた方から教えていただきました。 
                     ロウバイにしては香りがしないな?と思っていたんです!
                     ありがとうございました~)


ひかりに包まれて
穏やかに咲いていました





近いうちに
再び訪れることを

熊楠と約束をして
帰途につきました

そう・・・

間違いなく
熊楠はそこに
居ました
















和歌山 憧憬 ~華岡青洲 編~ へ
つづく。















お酒の石鹸

02-19,2015

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1月に仕上がった
お酒の石鹸
「醸 ~かもす~」

今月に入ってから

3日間ほど続けて
シャンプー石鹸として使ってみました

基本
シャンプー用として創った石鹸で
シャンプーしていますが

毎月仕上がる
違った石鹸を
3日間シャンプーとして使ってみて

自分の髪質に合う石鹸を
模索しています


この石鹸

良かった~~~☆

なんと言っても
ツヤ☆つや☆艶☆

こんなにツヤが出るとは!
ブローしてビックリです

そして仕上がり感は
しっとりというより
サラサラ~。



年明けに
お目出度いスタートを
と、基材を奮発したのよね・・・
(そういえば今日は旧暦の元旦)


やはり素材の力は
スゴイ!!

今までも何度か
日本酒の石鹸は創ってきましたが
これだけ良さを感じたのは
はじめて

蔵元
銘柄
配合レシピ
ともに
殿堂入りです

毛髪と肌の角質層は
同じ成分で構成されているので
きっと
肌もツヤツヤになりますね


しかし
・・・・
気づくのが遅かった


なんだか
追加オーダーが多いな
と、思っていたのです


今、わたしの手元には
この小さな石鹸しかありません(泣)



爺さんのような眉毛とアゴ鬚のこの子も
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そろそろ
洗ってあげたいところですが

今回は
私の旅のお供に
いただいとこう

この1個で
頭からつま先まで洗えますからね
荷物が少なくて済むというわけ


すぐにでも
追加仕込みしたいところですが
・・・・





いつになるやら




当分
マボロシ~

















納品の帰り道

02-15,2015

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足跡のない雪を歩くのって
気持ち良い。

納品に行く途中で
目に飛び込んできた
足跡のない雪の原

そそくさと
納品を済ませ





こはる
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けもの道作成中!





けもの道と
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ふたり。





今日はおちりにも
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雪だんごだね♪






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今日のこはる地方は
奥羽山脈おろしが
ビュービューと吹きすさび

山が雪煙を巻き上げています

極寒!


先日の
ネコだまし(←相撲技ネ)のような
日差しは何だったのさ?

こんな日でも

ダウン着て
窓全開で

助手席に
ダウン着た犬が乗っていたら





それは




わたし。











足のこと

02-10,2015

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最近出会った
かつてプリマドンナだったというマダムに

「踵が痩せているわね
 歩いてないでしょ?」
と、言われ

ハッ!!としました

私は
リフレクソロジーも
東洋式の足ツボマッサージも
ドイツの足学ポドロジーも
履修しています

その、どこの授業でも
「踵が痩せる」という言葉は
登場しませんでした

歩かない→栄養(血液)が届いていない→
筋肉や筋が作られない→踵が痩せる

プリマドンナの目線は違いますね!



そんなわけで
10年ぶりに
足に関する本を読み返しています

さっそく歩き出した!
のではないところが・・・
ミソ!!

初版が平成7年の本で
購入したのが平成16年

著者はその頃すでに
今迎えている社会を
的確に捉えていて
今読んでも興味深い

「物質的に満たされた人々が
 次に求めるのはメンタルな満足であり
 その中でも健康に対して高い満足を
 強く欲するようになる」

「20年後に迎える高齢化社会、
 このままの足の状態では
 今の信号機の時間で横断歩道を
 渡りきれる人はいないであろう」

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確かに!

仙台市内の信号機も
あとどれくらいの時間で
点滅になるのか?
分かりやすいものに
徐々に交換されてきています

渡りきれないと思うのなら
渡りなさんな!
と、いうこと?


母は若いころオシャレ好きで
いつもハイヒールを履いていました

おかげさまで
立派な外反母趾

案の定

足が痛いの
魚の目が当たるの
靴が合わないの
と、足トラブルが出てきました

そんなことで
私も足の勉強をし
ドイツ式のシューフィッターの
足底板(靴の中敷)を作ったり
と、奔走していたわけです

外反母趾は
戦後、靴が普及してからの
足の変形なので

高齢化と外反母趾

私たちが
これから
初めて直面する問題かもしれません

本の中には
「多くの日本人の足は
 一種の纏足(てんそく)状態なのかもしれない」
という項目があり


私も
外反母趾ぎみ
内反小指ぎみ

靴選びと
歩き方には気をつけたいものです

長くお世話にならなければなりませんし
スタスタと歩きたいですからね!!


・・・・


そういえば
イエスキリストが
弟子の足を洗う「洗足の絵」
というのがありました

奉仕や
受難という意味の絵だそうです

が、、、


弟子の足元にひざまずく
・・・
下座の行にも思えますね

高飛車にならないように
己を制していたような気もします。





足もなかなか深いですな~☆











冬のテッパン Balm

02-03,2015

IMGP0040_convert_20150202185128.jpg 公園で待っていた雪だるま

「脇へ行くな
 鬼が見るぞよ
 寒雀」           小林 一茶


如月の呼び名の語源は諸説ありますが
「着更着」語源説が有力なようです。

私も
もこもこと着ぶくれして
着更着しています!


寒雀が
羽毛を膨らませ
空気を蓄えて
寒さを凌ぐ
ふくら雀は

まさしく
着更着しているような
日本の真冬の情景ですね。

寒雀は
とても美味しくて
薬効もあるようで

一茶の句の「鬼」は

雀にとっては
人間のようです


雀ならずとも
人間が「鬼」であることは明白な世の中です(泣)

自分が「鬼」だということに気づかず
「福」を欲しがる人間



・・・・


厳しい寒さが続いていますが

日差しは
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しっかりと春に向かっています





久々に積もった雪も
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翌日の晴天に昼前には融けてしまい




午前中に
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散歩しておいて良かった~





雪を払ったはずが・・・
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毛に絡んでいました。雪だんご(笑)

こんなのを見つけると
冬が楽しくなります♪




さて
冬のこはるのパット Balm は
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カレンデュラオイルと
日本蜜蜂の蜜蝋が
こだわりどころ

日本蜜蜂の特徴は
採蜜の時期に咲いている
あらゆる花から蜜を採ってくること

西洋蜜蜂のように
「れんげ」「トチ」など単花での
採蜜をしないので

時季や
エリアで蜜蝋も
面白いほど違います

モチロン
使用感も
まったくと言っていいほど
違います

蜜蝋には
多くの有効成分が含まれますので
クリーム状にするもの程度に考えるのは
惜しいですね

いろいろな養蜂場から
自分好みを探すのも
楽しい作業です

精油は
ラベンダー+レモン+ 「 X 」
が、テッパン。

「X」は季節によって変わります

今回は冬の終わり
春を迎える「X」

飼い主も
同じレシピの踵 Balm です

ワンコのパットも
人の角質も
同じ、ケラチンが成分(かなり厚さが違いますが)

と、いうわけで
足裏越冬 Balm が完成!




まだまだ
厳しい寒さが続きます
が、明日は立春






大吉~